葛飾区立石・青戸 高見歯科・むし歯の原因と予防法

  誰もがなりたくない「むし歯」

歯医者さんといえばまず思い浮かぶのは多分「むし歯」だと思います。
歯周病治療や矯正歯科、審美歯科、インプラントなどいろいろな診療科目はありますが、ここでは「むし歯」についてお話します。
誰でもむし歯予防に歯みがきを忘れないように気をつけいいらっしゃると思います。しかし、それだけではなかなか防ぎきれません。あまり歯を磨かなくてもむし歯にならない方もいらっしゃることも事実です。
それは何故なのでしょうか?むし歯の予防にはちょっとしたポイントがあります。このコーナーではそんな事をお教えしますので、むし歯予防にお役立てください。

むし歯の原因

まず第一の原因は口の中の細菌です。人の口の中には、口腔常在菌とよばれる細菌が300種類以上も棲みついています。口の中を綺麗にしていれば、これらの細菌が特に問題を起こしはしないのですが、量が多すぎたり、細菌の種類のバランスが崩れたりすると、病気を起こしたり様々な問題を起こしたりしてきます。この細菌の中にむし歯を引き起こす細菌がいるわけです。
下の写真はむし歯の原因菌として有名なミュータンス菌の顕微鏡写真です。 ( 画像:日本歯科医師会ホームページより )

葛飾区立石の歯医者 高見歯科 むし歯菌1葛飾区立石の歯医者 高見歯科 むし歯菌2

次なる原因は甘いもの、「糖分」です。
歯に張り付いた細菌は増殖して「プラーク」又は「歯垢」という細菌の塊を形成します。
このプラークに食べ物などの糖分が配給されますと中の細菌が酸を産生し、歯の表面にあるエナメル質の結晶を溶かしてしまいます。これを「脱灰」と言います。歯が溶けるわけですから、これが進むと「むし歯」となるわけです。

むし歯の進行

葛飾区立石の歯医者 高見歯科 むし歯C1からC4

学校健診時などでは「C」とだけ記載するむし歯ですが、大きさもさまざまですので進行に合わせた呼び方があります。
まず表面のエナメル質が壊れてしまったむし歯を「C1」(しーわん、しーいち)と言います。
このCと言うのは「むし歯」、カリエスの頭文字で後ろの数字は進行度合いを表します。
C1の状態では、まだ自覚症状はありません。
それが進み、中の象牙質まで届くと「C2」と言い、神経に刺激が伝わりやすくなりますので冷たいものが凍みてきます。
さらに神経(歯髄)まで進むと「C3」と言い、神経にも細菌が入ってきますのでズキズキした痛みが出てきます。
それでもまだ、そのまま むし歯を放置し、根っこだけになってしまった状態を「C4」といいます。C3やC4になると神経のあった穴を伝って細菌が骨の中まで入っていってしまいます。
そうなると顎の骨の中まで感染が進み骨の中に膿を持ったりしてきます。
治療も進行度合いが小さいほど簡単に終わらせることが出来ます。
むし歯になっているのが分かったら早めに歯科医院を受診して下さい。

むし歯の予防方法

葛飾区立石の歯医者 高見歯科 むし歯のイラスト

むし歯の原因は歯の表面の細菌が、食べ物の中の糖分を使い、酸を出して歯が溶けて出来るわけですから、むし歯が出来るためには
@「細菌」
A「糖分」が必要です。
また、むし歯に対して強い弱いといった
B「歯の質」 、それらが係わる
C「時間」が長いか短いかも関係してきます。
この四つの条件が全てそろったときにむし歯が発生するわけです。
 では予防法を考えてみましょう。逆にむし歯を起こさせないためにはどれかひとつでも要素がなくなれば良い訳ですから、四つの原因をなるべく取り除くということです。
葛飾区立石の歯医者 高見歯科 むし歯のグラフ具体的には、むし歯ができないようにするには、昔から言われているように
「歯みがきをして細菌の数を減らす」
「細菌に栄養を与えないように糖分を控える」
それに
「フッ化物などを応用して歯の質を強くする」
「歯が甘いものに触れる時間を短くする。だらだらとした回数で食事は摂らない」

といったことを心がけるべきでしょう。
( 画像:日本歯科医師会資料より )

正しいフッ素の利用

 むし歯予防に効果的な「フッ素」は水や土などにも含まれており、この地球上のいたる所に含まれている元素で、
特にお茶や海産物に多く含まれています。
フッ化物がむし歯予防に利く理由は、
フッ化物を歯に作用させると、フッ素が歯の表面から取り込まれ歯の結晶の一部になります。
歯の結晶はフルオロアパタイトという結晶になり酸に対して強くなるのです。
また、フッ化物イオンが歯の周りにあると「脱灰」で溶けかけた歯を元の硬い状態に戻してくれる
「再石灰化」という作用を助けたりする作用もあることが分かっています。
「フッ素」の効果を理解して、正しく応用することが大切です。
フッ化物の応用法には、
(1)フッ化物配合の歯みがき剤の使用。・・・・・具体的な使用方法はこちらをご覧下さい
(2)歯科医院で行うフッ化物歯面塗布。・・・・・こちらをご参考にして下さい
(3)フッ化物を用いた洗口法。・・・・・こちらをご参考にして下さい
などがあります。上記のようによく使われているフッ素入りの歯みがき剤も正しい方法でご使用していただかないとその効果も十分発揮されない場合もありますのでご注意ください。

その他の診療科目

高見歯科クリニックの診療科目は一般歯科、小児歯科、矯正歯科、他に審美歯科、インプラント治療、レーザー治療などの歯科治療を行っていますが、それぞれの内容についてよりご理解いただくためのページです。

・一般歯科 ・・・むし歯、歯周病、入れ歯など一般的な歯の痛みを治したり、物を噛める様にする治療です
・小児歯科 ・・・まだ、治療が苦手なお子様の治療です。乳歯期の歯の成長や歯並びの管理も行います。
・矯正歯科 ・・・歯並びを整え、顔立ちを綺麗にしたり、噛み合わせを整える治療です。
・審美歯科・・・綺麗な歯を入れて、口元を美しくすることにより人からの印象がかなり違ってきます。
・インプラント・・・歯がなくなったところに人工歯根を埋め込むことにより、入れ歯を入れずに物を噛むことができます
・ホワイトニング ・・・歯の色が綺麗になると、人からの印象は大きくアップ。どんなメイクより効果的だと思います。
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